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倉庫には古米の山、新米より古米が高い『逆転現象』 米穀店は赤字覚悟で販売
愛知県岡崎市の米穀店で、新米より古米の方が高く売られる「価格の逆転現象」が起きている。コメ余りで新米の価格が下がる一方、仕入れ値の高かった古米は値下げが難しく、店は赤字覚悟の販売を続けている。
価格の「逆転現象」
コメ不足による価格高止まりから一転、市場はコメ余りの様相を呈している。新米の価格が下落し、店頭では仕入れ値の高かった古米の方が新米より高くなる「逆転現象」が起きている。
米穀店の現場
愛知県岡崎市の米穀店「渡辺米穀店」では、店頭に新米と古米が並ぶ。青森県産「あさゆき」の古米は、玄米1キロ840円で販売されている。仕入れ値が高かったため、これ以上は値下げしにくいという。店主は「ここまで古米が余っていることはない」「古米を持っていても処分価格になっている」と話し、赤字覚悟で販売している。在庫量は、例年のこの時期の2〜3列程度と比べて「いまだかつてない量」だという。
価格の推移と農家の声
スーパーでのコメの販売価格は、今年初めに5キロ4400円台と最高値を付けた後、下落に転じた。最新の価格は5キロ2821円(10月12〜18日)となっている。一方、生産現場からは不安の声も上がる。中山間地域で農業を営む豊田市下山地区のKINOファーム代表は「この状態では続けられない農家が増えると思う」と話している。
▼ 確認できた事実
・岡崎市の渡辺米穀店、青森県産「あさゆき」の古米は玄米1キロ840円
・コメ余りで新米が古米より安くなる「逆転現象」が発生
・店主「ここまで古米が余っていることはない」。在庫は例年のこの時期の2〜3列程度と比べて「いまだかつてない量」
・スーパーのコメ販売価格は5キロ4400円台(今年初めの最高値)から2821円(10月12〜18日)まで下落
▼ 今後の焦点
新米の流通が進む中で古米の在庫処分がどこまで進むかと、価格下落が農家の経営に与える影響を確認すること。