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「すべてお話しします」ルフィ事件の幹部が30回の面会と200枚超の便箋で明かした巨大詐欺組織の全貌 「ボス」の初公判は11日開始
フィリピンを拠点にした特殊詐欺・広域強盗事件、いわゆる「ルフィ事件」で、懲役20年が確定した幹部が記者との30回の面会に応じ、200枚を超える便箋で組織の成り立ちを明かした。詐欺グループのトップとされる「ボス」の初公判は11日に東京地裁で始まる。
幹部が語った組織の成り立ち
東京新聞によると、強盗致傷ほう助罪などで懲役20年の判決が確定した幹部・小島智信(48)が、確定までの1年間に記者の面会に30回応じ、200枚を超える便箋を寄せた。記者は小島を含む10人のグループ関係者に取材し、高齢者から金をだまし取るために考え尽くされた手口が明らかになったという。
「ルフィ」とは別にいた「ボス」
広域強盗事件で「ルフィ」などと名乗り実行役に指示していたのは今村磨人(42)とされるが、詐欺グループのトップで「ボス」と呼ばれていたのは渡辺優樹(42)で、その初公判が11日に東京地裁で始まる。グループはSNSで「闇バイト」「高収入」などとメンバーを募って規模を急拡大させ、2019年11月にはホテルのかけ子だけで70人を超え、少なくとも月2億円超をだまし取っていたという。
「トクリュウ」という言葉を生んだ事件
この事件は、警察の捜査の限界が露呈し組織改編にまで至った事件で、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」という言葉も生まれた。摘発者や逃亡中とされるメンバーは計200人を超え、詐欺被害は60億円に上るとされる。11日からの公判で組織の実態がどこまで明らかになるかが注目される。
▼ 確認できた事実
・懲役20年確定の幹部・小島智信が30回の面会と200枚超の便箋で組織の内情を証言
・詐欺グループのトップ「ボス」とされる渡辺優樹の初公判は11日に東京地裁で開始
・SNSの「闇バイト」募集で拡大、かけ子だけで70人超・月2億円超をだまし取っていたとされる
・関係者は計200人超、詐欺被害は60億円規模と報じられている
▼ 今後の焦点
11日の初公判で渡辺被告の認否と、組織の指示系統がどこまで明らかになるかを確認すること。
出典:東京新聞