海外[海外]
米中、APEC首脳会談を前に貿易で交鋒 米はレアアースと農産物の合意履行を要求、中国は制裁に「深刻な懸念」
18〜19日に中国・深圳で開かれるAPEC首脳会議に合わせた米中首脳会談を前に、米中の経済担当高官が6日にテレビ電話で協議した。米側は昨年の釜山合意の完全な履行を求め、中国側は米国の対中制裁措置に深刻な懸念を示したと報じられている。
6日に米中高官がテレビ電話協議
韓国・国民日報などが新華社通信やブルームバーグの報道として伝えたところによると、米国のベセント財務長官とグリア通商代表部(USTR)代表は6日、中国の何立峰副首相とテレビ電話で協議し、両国の経済関係と「釜山合意」の履行について話し合った。
米側は合意の「完全かつ即時」の履行を要求
ベセント長官は、中国が昨年10月の釜山での首脳会談で約束した内容を完全かつ即時に履行することが重要だと強調したとされる。米国側は、中国によるレアアース(希土類)の供給や米国産農産物の購入が約束通りに進んでいないとみていると報じられている。
中国側は米国の制裁措置に反発
一方、中国側は米国の最近の対中貿易制裁措置について深刻な懸念を表明した。米国務省が5日、キューバ軍への装備供給を理由に中国企業2社への制裁を発表したことにも反発しているとされる。
首脳会談は18〜19日の深圳APECで
トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は、18〜19日に広東省深圳で開かれるAPEC首脳会議に合わせて会談する予定とされる。会談を前に、通商問題をめぐる両国の溝が改めて表面化した形だ。
▼ 確認できた事実
・ベセント米財務長官とグリアUSTR代表が6日、何立峰副首相とテレビ電話協議
・米側は釜山合意の完全・即時履行を要求。レアアース供給と米国産農産物購入が論点
・中国側は米国の対中制裁措置に「深刻な懸念」を表明。中国企業2社への制裁にも反発
・トランプ・習近平両首脳は18〜19日の深圳APECに合わせて会談予定
▼ 今後の焦点
18〜19日の首脳会談で、レアアースや農産物をめぐる合意履行がどこまで進展するか。会談前の両国の発表を確認すること。
出典:国民日報ほか